世界一周で忘れられない1日
【世界一周139日目】
シャウエンと同じくらいモロッコに来た目的の一つが
それを叶えるためにサハラ砂漠の入り口の街へ来た。
え、もう砂漠行けるの!?
フェズから夜行バスで翌朝メルズーガに到着した。
メルズーガは砂漠へ行く玄関口なだけあって、
家と商店が数店舗、あとは小さなホテルだけある
とても小さな街だった。
ふと、日本語の書いてある看板が目に止まった。
中には日本人の女性がいて、
人気だとゆうヨーグルトを買ってみた。
後から知ったけどこのケムケム?タムタム?とゆうお店、
とても日本人に有名でこのヨーグルトを皆買うそう。
確かに日本のヨーグルトのようで美味しかった!
宿に戻ると、まさかのラクダがスタンバイ!!
宿のオーナーいわく、今日の天気は最高だから
明日より今日行っちゃおう!とゆうことらしい。
着いてすぐに砂漠に行けるとは思わず慌てて準備をした。
ちなみに泊まった宿は超おすすめなので次回紹介する!
"one of the best day"と言われるほどのコンディション!
宿から10分弱であたり一面が砂漠になっていた。
雲ひとつない青空。
美しすぎる青空に、赤く輝く砂漠。
まるでCGの世界にいるようだった。
聞こえるのは風の音と、ラクダの蹄が土を踏み締める音だけ。
一瞬にして違う世界に来た感覚があった。
現地の先住民ベルベル人も
"one of the best day!" 「今日は最高な日だよ!」
と言うほど天気に恵まれていた。
何も目印のない砂漠をベルベル人の先導で進んでいく。
途中に休憩があったので、そのあとは少し歩いてみた。
すごい、本当にこんな映画の世界のような中にいるんだ・・
私の想像を遥かに超える美しい風景と、
現実とは思えない世界が目の前に広がっていて言葉にならなかった。
2時間ほどで寝床のテントに到着。
ちょうど日が沈むタイミングだったので砂漠の山を登ってみた。
ちょっとひんやりする砂漠の砂を裸足で歩くのは気持ち良い。
でも足を取られて全く進めない!!
ここで私はギブアップ!
サンセットを1人無音の中で眺めていた。
美しすぎる星空
サンセットを見終わってテントに戻ると、
砂漠のど真ん中にシートをひいて円になって座り、
キャンドルの灯りだけがあたりを照らす。
どこで食べるタジン鍋より温かくて美味しく感じた。
寝る前に砂漠に再び登って、横になってみた。
空に広がるのは無限の星空!
視界全てが星だらけで、もはや屋外プラネタリウム。
流れ星もビュンビュン見えるし、
なんならサテライト=衛星が動いているのも見えた。
もしカメラを盗まれていなかったら、
ここでの星空は素人でも上手く撮れていたと思うほど!
この時まで1番美しいと思った星空は
20歳にニュージーランドのフランツジョセフで見たやつだったけど、
ここで見た星空が世界で1番美しいと思った。
電気もトイレもシャワーもない砂漠のテントで過ごした一晩。
午前3時頃にトイレ行きたくなって外に出た時、
まだ一面に輝く星空にまた心奪われて眠れなくなってしまったのも
とっても良い思い出!
私が世界一周で忘れられない思い出の1つがこの日となった。