どこか昔懐かしいヨーロッパの街クラクフ
【世界一周188&189日目】
たった数時間しかなかったプラハだけど思いのほか満喫でき、
午前中のバスで次の国に向かう!
自分で言うのも変だけど、なかなか体力の消耗が激しいスケジュール!!
ハードな旅こそ休む時間を
世界一周22カ国目に選んだのはポーランド!
前日に購入したチケットを持って、8時間ほどのバス旅。
17時過ぎくらいにはホステルにチェックインしたけど、
前日のハードスケジュールもあり疲労困憊。
近くのコンビニでご飯を買うだけで、あとはゆっくり休んだ。
意外と疲れの溜まるバックパッカー旅は意識的に休息を取らなきゃ。
翌朝になると観光に行きたい欲が戻り、
ホステルで出会ったオーストラリア人の男の子とイギリス人の女の子2人組と
クラクフの街を歩き回った。
観光用ではあるけど馬車が走っているとタイムスリップしたような気分。
王宮があったり、市場があったり、昔のヨーロッパな雰囲気。
クラクフの人気観光地"ヴァヴェル城"まで歩いて登ってみた。
建築様式とか分からないけれど、
なんでこんなチグハグなデザインなのかとても気になった。
中に入ってみよう!となったけれど、修学旅行のような子供たちと
観光客で賑わい大混雑。
4人で目を合わせて「よし、帰ろう」となり、
冬のクリスマスマーケットのように色んなお店が並んでいて、
そこでポーランド料理ピエロギを皆で食べた。
ピエロギは見た目も食感も日本の水餃子で、モチモチプリプリ!!
中身はお肉のものだけでなく、マッシュポテトみたいなやつや
野菜のみのものもあって毎食これでいけるほど美味しかった。
なんで写真がないかというと、食べる直前でバッテリー切れ・・
明日はいよいよ、ポーランドに来た最大の目的
アウシュビッツ収容所に行ってみる!
たった6時間で見て回る中世の街
【世界一周187日目】
駆け足で回るヨーロッパ。
いつかまたゆっくり来られるときの下見と思って、次の国へバスで移動!
思っていた通りにはいかないもの
朝6時発のバスなので5時にはホステルを出てバスターミナルへ。
噂に聞いていたStudent Agencyというバスは本当に綺麗でまるで飛行機!
CAさんのようなスタッフがワゴンを持ってドリンクサービスしてくれたり、
wifiもあったりと、あっとゆう間に時間がすぎた。
世界一周21カ国目はチェコ!
が・・!!
予定は7時間だったので13時頃には着くはずだったけれど、
時計を見ると着いたのは15時半!
普段なら全く遅延とか気にならないんだけど、この日は違う!!!
明日の夜行バスで出たいので、今日も目一杯観光する予定だった。
急いで翌日のバスチケットを買いに行くと、またも予想外の展開!
次に行こうと思っている都市まではバスで8時間なので
明日は夜行バスにして昼間は観光しようと思っていたのに、
なんと午前中しか運行していないと・・
どうしようどうしよう・・ウジウジしているとすでに16時!
悩んでも仕方ないので翌朝のチケットを買って急いでホステルへ。
6時間でプラハを観光!
荷物を置いて飛ぶように外に出た。
中心地にある旧市街広場は観光客でごった返していた。
初夏だったので日も長く気候もちょうど良かったからかな。
ここにある仕掛け時計がとても有名で、9時から21時までの毎時0分に
何かが起きるという!
そのことをすっかり忘れていたけど、
ここでタイミングよくスコールのような雨が降り近くで雨宿りをしていたら
偶然見ることができた。
雨降らなかったら絶対見逃していたよ・・
プラハは中世の街並みが色濃く残り、まるで絵本の中のような綺麗さで
ついつい立ち止まって写真を撮りたくなる。
地図も持たずに出てきてしまったけど観光客の流れに付いていけば巡ることができた。
映画ミッションインポッシブルでも登場するカレル橋。
プラハ最古の石橋で、東西を結ぶ大事な役割を担っていたそうで、
そこを渡ると旧市街とは一変して近代的な街並みが現れた。
ヴァーツラフ広場という名前だけど、この大通りのことを指すらしく、
デパートやブランド店などが並び、若い人たちがたくさん!
日本で言えば表参道のような場所だった。
その突き当たりにある大博物館の存在感!!!
日が暮れ始めたので川沿いの方に戻ってみた。
加工なしで一面真っピンクに染まる夕焼けが圧倒的な美しさ。
カップルに紛れ込みながら川沿いでこの日唯一ののんびり時間。
黄金に輝く世界遺産の夜景が優しくて美しい。
一人の時はあまり夜で歩かないようにしていたけど、
日が長く安全そうに感じたこの日は夜までブラブラ街歩きした。
たった6時間のプラハ観光。
大して食事もせずに景色ばかりを楽しむだけになっちゃったから、
次こそは数日ゆっくりしてみたいなと思った。
そんな風に行きたい街を残していくのもアリだと感じる!
ハンガリー料理って何がある?
【世界一周186日目】
ブダペストの街を歩き回りすぎて疲れ果てた日の翌日は、
近場をウロウロすることにした。
ハンガリー料理
ハンガリーのご飯ってなにもイメージがなかったので、
ホステルの人に聞いてハンガリー料理を食べに行った。
プルクルト polkort は、日本で言うハヤシライスのような感じで、
数種類のパプリカパウダーでお肉を煮込んだ料理。
伝統的な一品で、家庭でもよく作られる物らしい。
一見かなり脂っこいかなぁと思ったけど、ぺろっと食べられるほど優しかった。
もう1つは「夏の冷製スープ」と聞いていたのに出てきてビックリ!
ピンクのジュモルチ・レヴェシュ Gyumolcs levesだった。
食事系を想像していたからデザートのような物が出てきて驚いたけど、
食べてみるとサクランボとベリーのクリーミーなジュースのような感じ。
最初の「え?」とは裏腹に、お代わりしたいほど気に入った。
他に教えてもらった食事はこの食堂には無くて断念した。
帰りに見かけたマーケットに立ち寄ってみた。
さすがヨーロッパ!!と言いたくなるほどの綺麗さ。
中南米のゴチャゴチャしたマーケットも好きだけど、
こういう美しいマーケットを見ると素敵だなぁ暮らしてみたいなぁと思ってしまう。
天気も良いし、帰りの公園でフルーツでも食べよう!と購入。
ふと反対側に目をやると可愛い顔!
世界一周じゃなかったら買いたいお土産が多い。
そしてこれも!!!
フォアグラの缶詰!!!!
高級食材として有名だけど、ハンガリーはフランスに次いでフォアグラ生産が第2位。
そのためスーパーとかでも200円くらいで買うことができる。
私もここで1つ買い、パン屋で小さいバゲットを買って公園で食べた。
日本だったら考えられない行動!
美しい街並みでありながら、人も優しくて観光しやすいブダペスト。
もう少し長居したかったけど、ヨーロッパは言葉通り駆け足で突っ走る!
「ドナウの真珠」と呼ばれる街を歩き回る
【世界一周185日目】
20カ国目は東欧ハンガリー!
お昼からブダペストの街をブラブラ散歩してみた。
歩くの大好きな私は何にも乗らずに1日過ごしたけど・・
想像以上に歩いたブダペスト
あとから地図を見たらなかなかの距離を歩いていた1日。
まずは泊まっていたホステルの前のとても広くて緑も多く気持ちいい道から
英雄広場に向かった(B)。
ハンガリーの建国1000年を記念して作られた広場で、
歴代の国王や貴族などハンガリーの歴史に欠かせない14人の英雄が立っている。
ウロウロしてみたけど、団体観光客が多すぎて退散。
そこから歩いてオペラハウスへ(C)。
オペラやバレエを見られるらしく、
パリやウィーンに比べて安く観劇できるからとオススメされたけど
あまり興味は持てそうになかったので中を見て終了!
こうゆうのを楽しめたらヨーロッパが更に楽しくなりそう!
当時この橋が結ばれたことで、首都「ブダ地区」と商業地の「ペスト地区」の
往来が盛んになり都市機能の発展が著しくなったそう。
ちょっと強風な橋を渡り、丘を登るとマーチャーシュ教会(E)。
一際目を引くこの教会の周りも人!人!人!!!!
やはり初夏のヨーロッパはすごい・・
可愛いタイルはハンガリー伝統で古くから伝わるものらしい。
そしてこの丘から見る景色が今も忘れられないほど美しかった。
THEヨーロッパとゆう感じ!
これを見れただけでも丘を登ったかいがあったな。
ここから最後の王宮へ向かった(F)。
美術館や博物館の入る敷地はとても広くて見所が多い。
そして日差しを遮る物がなにもなく、ここに来てバテバテ・・
まさかの王宮らへんの写真が残っていなかったのは、完全に疲れ切っていた。
楽しくて歩き回った結果、8キロほど歩いていて
1.5リットルの水を2本飲んでいた、そりゃバテるわ!!
少しはバスやロープウェイを使えばよかったとも思ったけど、
歩いてるからこそ見える景色が好きでやめられない!
記念すべき世界一周20カ国目へ!
【世界一周184日目】
夜行バスでクロアチアへ逆戻り。
やっぱり無計画旅ならではのハプニングあり、
でもそれが楽しいと思ってしまう私は変わり者なのかもしれないと思った日。
バスは2日後!
早朝ザグレブのバスターミナルに到着。
次に向かうブダペスト行きのチケットを買おうとすると
やたら火曜日、火曜日と連呼してくる女性スタッフ。
今日は日曜日!Today!!って言ってもなかなか意思疎通できず、
すると後ろから出てきた片言の日本語話せるお兄さんが、
「日曜日はバスない。次火曜日!」
そうゆうことか!それは火曜日の時間聞いてくるはずだ!
でももうザグレブには滞在したし、あと2日もいるつもりはない。
他の手段を聞くと、電車なら毎日出ているとのことで
まだ人気の少ない街をブラブラ歩いて鉄道駅に向かった。
無事に10時半の電車のチケットを買ってベンチで待っていると、
日本人夫婦に話しかけられた。
新婚旅行でハンガリーやチェコあたりを回っているとてもフレンドリーな2人で、
同じ電車でブダペストに向かうと言うのでご一緒させてもらった。
10時半ぴったりにホームに入ってきた電車に乗ろうとすると
駅員さんはチケットを見るなり「No」と。
ほとんどの人が「No」と言われ電車に乗れずにいた。
地元の英語話せる人いわく、
これは1本前の電車が90分遅れで到着したやつだから乗れないとのこと。
90分遅れ!!!!
1分遅れただけで謝る日本に住んでいると衝撃的な話。
ブダペスト行きもしばらく来ないだろうとのことで、
ご夫婦と色んな話をしながら時間を潰すこと1時間。
ようやく電車が到着し、指定席のため2人とは「また後で!」と別れて
自分の席のある車両に乗り込んだ。
6人席のコンパートメントタイプで、私以外は地元の人らしき
体の大きい人たち5人。
途中で車掌さんがチケットをチェックしに来たんだけど、
窓側に座っていた小柄な私は見えなかったのかスルーされた。
電車に乗って着いたのは、世界一周20カ国目ハンガリー!
いわゆる東欧は初めてだし、興味があったので楽しみ!
でも物価が決して優しくないので駆け足で回るのは決定・・
新婚旅行夫婦が借りているアパートメントに夜はお邪魔して
夕飯をご馳走になった後、夜景を見に散歩をした。
とっても美しいんだけど、どこを見てもカップルだらけ!!
明日から1人の私は寂しく感じないか不安になった夜だった(笑)
目の当たりにする戦争の痕跡
【世界一周183日目】
どんなところか知らなかったけど、
私が生まれた時はまだ戦争をしていたというサラエボ。
どこか遠い国ことのように感じてしまう平和ボケの私にはいい学びだった。
あちこちにある銃弾の跡
ホステルの近くはどこかジブリにも出てきそうな田舎の風景。
とても普通な日常風景が見られる一方で、
いたるところの家の外壁には銃弾の穴の跡。
そして町の中心にある大通りの名前は「スナイパー通り」。
戦争の時、ここをセルビア人のスナイパーが包囲していたため
動くものは全て射殺されていたことから名付けられたそう。
兵士だけでなく、一般市民も子供も動物すら。
このホリデーインには世界中のジャーナリストが
報道するために危険を承知で泊まっていた場所。
もちろん日本人の報道の人たちもここにいて、
目の前で繰り広げられる銃撃戦をここから見ていたと思うと・・
少し離れたところにサラエボオリンピックを開催した跡地があるというので
散歩がてら行ってみた。
オリンピックが開催されたのは1984年。
そのわずか8年後には戦争が始まり、現在の跡地は墓地となっていた。
終わりが見えないほどのお墓の数々。
多くの人が私と同世代の人たちだけど、1995年あたりで亡くなっている。
平和の祭典が行われた数年後にこうなっていることを
きっと誰も予想していなかっただろうと思うと悲しい。
そしてこのラティンスキー橋。
一見よく見かける歴史ある橋のようだけど、
それが第一次世界大戦の原因の1つとなった場所。
この小さな橋からあんな大戦争になったとは想像がつかなかった。
世界を歩くと身をもって色んなことを目にして感じられるから止められない。
夕方にはホステルの近くに戻り、お茶をしてお土産を物色した。
夜ご飯はまたハマったチェバプチチ!
夜行バスの時間になり、バスターミナルからザグレブ行きのバスに乗った。
街中にここまで戦争の痕跡が残っている場所を見た事がなかったので
結構衝撃だったけれど世界一周だったからこそ来れたこの地。
忘れないでおこう。
思わぬ優しさに触れた日
【世界一周182日目】
もっと見て回りたかったクロアチアだけど
物価が高すぎてゆっくりはしていられず・・
クロアチアから北上しながら19カ国目へ!
知らなかったボスニアという国
世界一周19カ国目は、ボスニア・ヘルツェゴビナ!
何にも知らなかった国。
どこにあるかも、歴史も、何も・・
でも行く前に聞いた「20年前まで戦争があった国」ということ。
戦争と言えばどこか遠い国の出来事と感じてしまう平和ボケの私だけど、
自分が小学生の頃にここでは戦争が起きていたとなると
どこか現実味を帯びて感じる気がした。
なぜか厳しかった国境の検問を超えて、夕方には到着した。
サラエボに到着するなり、人の優しさに助けられることとなった。
バスターミナルから予約していたホステルまでは
バスとトラムを乗り継がなければいけなかったので、
そこらへんの人に聞いてみると英語が通じない!!
若い人ならいけるかな?と思い話しかけた男の子は、
英語はわかるけど土地勘が無いとのこと。
でもその彼は周りにいるおばちゃんに現地の言葉で道を聞いてくれて
一緒にバスやトラムに乗ってくれた。
聞くと、彼は地元の大学生で初めて日本人に会ったらしい。
ボスニアのことや日本のことを少し話しながら、
ホステルの最寄りのトラム駅に着いた。
すると彼は「じゃあねー旅行楽しんで!」と反対側に渡ろうとした。
てっきりここら辺に住んでるから一緒に来てくれたのかと思ったら、
実は全然違うところに向かうところだったけど
優しさでここまで来てくれたことが最後に分かった。
いきなりこんな温かさに触れられると思わずとっても感動した。
「怖い」と先入観を持っていたコロンビアでも同じような経験をして、
とにかく優しさだけで助けてくれる人が多かったのがボスニアだった。
ホステルに荷物を置いて中心部のバシュチャルシア広場へ。
思っているより観光客多め!
どこか昔の日本のように感じる街並み。
これとか縁側にしか見えない!
たくさんの観光客と、立ち並ぶお土産屋さんやカフェで
普通に観光地なサラエボだけれど、
ふと目線を上げると見えるのは銃弾の跡。
早めの夜ご飯はボスニアのファストフード「チェバプチチ」を食べた。
ソーセージ?肉団子?のような物と玉ねぎ、クリームチーズを
ピタパンに挟んで食べる物で、だいたい500円前後。
このお肉の個数によって値段が変わるらしいんだけど、
5つ入りで十分な量!
それより塩分強くてそれ以上は食べられない!(笑)
でも美味しくて毎晩食べていた。
明日はもう少しサラエボを見てみよう。